欧米から昭和30年代に輸入されたのが初めて、日本ではログハウスと呼ばれていました。 丸太をストレートに見せたダイナミックなデザインはほかの構法ではなかなかできません。 丸太や角材を水平に積みながら、井桁(井戸のふちの板)のように積み重ね、壁をつくる工法です。 無垢の木材の使用量が多いので、木のもつ性能をよりストレートに感じることができる工法といえるでしょう。 断熱性が高いこと、吸放湿性が高く調湿効果が大きいこと、木の肌触りや香りを直接感じられることが 特徴に挙げられます。 また、太い木には、表面が燃えて隅になるとそれ以上は燃え進まない性質があります。 その燃えしろを除いた大きさが構造上有効であればよいという「燃えしろ設計」の考え方から 一定の基準を満たせば、防火規定にある地域でもログハウスを建てることが可能になっています。